
●オリオン座の不思議
● オリオン座ついて
- 冬の夜空を眺めると,南の中天に左下がりに一列に並んだ3つの星と、それを四方に囲む4つの星が見えます。これがオリオン座です。オリオン座は明るい星が多く全天の星で最も形の整った星座と言えます。個々の星々を見ると左上がベテルギウス(わきの下の意味)右下がリゲル(左足の意味)と呼ばれる一等星で、他の2つの星とベルトの3つの星は共に2等星です。また,オリオン座は大変大きな星座で、光の害を受けない暗い場所では150個を超える星々の他、ガス状星雲「オリオン大星雲」も見ることができます。
- ● 一等星ベテルギウスとリゲル
- 一等星ベテルギウスは0.4等から1.3等まで明るさが不規則に変化する「変光星」として知られています。地球までの距離はおよそ500光年。表面温度は3,200年℃と低音で、赤色に見えます。直径は太陽の900倍もあり一定の周期で収縮を繰り返しています。低温で巨大な星という特徴からも分かるように、星としては末期的な状態と言えます。
- 一方,一等星リゲルは地球から700光年の距離にあって、光度は0.1等級,表面温度は10,000℃と、高温で青白い光を放っています。直径は太陽の30倍と大変若い星と言えます。
- ● オリオン座にまつわる神話
- オリオンはギリシャの狩人で弓矢を使い狩りをしていました。彼は,オキス島の王女メロペに求婚しましたが,王がこれを拒み「島の猛獣退治」の難題を押し付けました。ところがオリオンがこれに成功すると、王はオリオンに酒を飲ませ、そのすきに彼の目をつぶしてしまいました。これを見かねた神の慈悲により、光りを取り戻すもとができたオリオンですが,夢やぶれて嘆き悲しみむ日々が続きます。するとこの様子を見た月の女神アルテミスが彼を哀れみ,部下として召し抱えました。ところが,オリオンはあろうことかアルテミスに結婚を迫ったため,アルテミスの友人で大地の女神ガイアの放ったサソリの毒によって殺されてしまいまいした。その後オリオンは,大神ゼウスによって大空に上げられ星座になったと言われていますが,今でもサソリを恐れているため、サソリ座が東の地平線に上がってくるころになると、西の地平線に逃げるように姿を隠してしまいます。